ちょっと閑話休題。デパートで販売している化粧品(デパートコスメ:デパコス)を見にいって、その場で美容部員さんにメイクしてもらうのを「タッチアップ」というらしいです。
ちょっと遅れたクリスマスプレゼントで、妻がLUNASOL(ルナソル)のアイシャドウが欲しいというのでついていってみました。
めっちゃ優しくて丁寧
全然知らなかったのですが、LUNASOLってKANEBO(カネボウ)の1ブランドなんですね。なので、LUNSOLのタッチアップではKANEBOの人が担当してくれました。
もともとしていたメイクを落としてくれて、化粧水から順番に付けてくれていました。それでアイシャドウを試して。そのときの会話がとても優しかったのです。「普段ってどんな感じでメイクしてますか?」「あー、たしかに乳液省いちゃいときありますよね」とか、薬局で売ってる化粧品(ドラッグストアコスメ:ドラコス)を部分的に使っていても「ご本人に合うのが一番ですよ」とかとにかく優しいのです。妻曰く、KANEBOさんがめちゃくちゃ丁寧らしく、他のハイブランドだとそこまでじゃないこともあるとのことです。あと私も座らせてもらって、お話聞かせてもらってました。
昔、友人がNARS(ナーズ)のタッチアップに行ったときについていったこともあるのですが、そのときもすごく丁寧で優しかった記憶です。
もしかしたら男性が一緒だと、もう購入前提だから丁寧なのかもしれませんが。
デパコスをタッチアップしてもらう穴場
行ってみた結果論なのですが、梅田とか難波とか天王寺とかターミナル駅で人がごった返しているところはおすすめできません。
人が多すぎてタッチアップしてもらえるチャンスが少ないですし、してもらえてもあまり時間をとってもらえないかもしれないからです。
個人的なおすすめはズバリ、京阪百貨店。特に郊外の京阪百貨店は週末でもそんなに混んでないので、美容部員の方もセカセカしてない感じだったので、妻もゆっくりお話できていました。
LTV(ライフタイムバリュー)で考えてみた
LTVとはライフ・タイム・バリューの略で、日本語だと「顧客生涯価値」と言われるそうです。
この場合だと、妻が一生でLUNASOLにもたらす利益のことを指します。今回買うアイシャドウの利益だけじゃなく、もしかしたら次にLUNASOLのECサイトで買うリップの分の利益も足されますし、さらにその次にネイルを買うならその利益も足されます。
今回税込み5,500円のアイシャドウを買ったので、税抜きは5,000円。変動費的原価は50%くらいと想定すると、粗利は2,500円くらいでしょうか。一時間くらい接客してもらったので、美容部員の方の人件費が2,000円とすると残るのは500円くらい。全社の固定費から按分される金額を500円と考えるとほとんど利益は残らないのかもしれません。
でも妻は在庫が切れていたリップが入荷したら連絡をもらうようにしたので、次の接客は時間がほとんどかからずに税抜き4,000円の販売ができます。原価が50%で固定費が500円なら、1,500円も利益が残ることになります。
原価率などは完全に想像ですが、このようにファンになってもらうことでいろいろな費用を抑えながらどんどん利益が積み上がっていくのかなぁと思いました。
ディスプレイでも接客でも販促物でもマーケティングでもいろいろと刺激を受けると思うので、男性も機会があったらタッチアップにぜひ付いて行ってみることをおすすめします。あ、ちゃんと財布も忘れずに。